2000年1月18日の手紙

山根 基世 様

 栃木のカワセミさんは少々弱っております。12月26日の放送は大学病院のベッドで聴きました。一病百災は、心房粗動になり、それを止めるために心臓の中へパイプを4〜5本入れて無駄な電流を焼切るカテーテルアブレーションというのをやりました。
 生きて再び山根さんのお声を聴くことが出来るかどうか頭の中は真空でありました。

 正月9日頃風邪を引き本来の病気に重大な影響があるので再び入院しました。ニイちゃんとウメちゃんを撮るチャンスなのですが、シャッターが切れず間に合いそうにないので昨年2月の写真をお送りします。あまりいいショットではありませんが、季節感はあるかなと思います。

2000年1月18日
峯岸 信之

 追伸:御本読み終わって、ファンから尊敬にかわりました。

 
2000年3月21日の手紙

山根 基世 様

 こんなに早く破局が来るとは思いませんでした。先月中旬にむこう一年間の写真を用意して意気込んだところだったので、とても寂しくなりました。

写真@ 写真的にベストに近いので自慢してしまいます。これからカワセミは水に飛び込んで魚をくわえて止まり木に戻る。その時間0.9秒ぐらい。(下クチバシが赤いのはメス) 

写真A  "ここは地の果てアルジェリア・・・・" このカワセミは「カスバのベニー」。下クチバシが赤い。べったり紅をつけて場末の酒場にいたのだと思います。Uアンチャン(オスのカワセミ)を巣穴へ誘う仕種をしたりしました。十日程居てナイジェリアの方へ流れて行きました。

写真B 求愛給餌。魚を受け取ってもらって、ヤッターとポーズするオス。

写真C 交尾。巣が決まってから結婚の約束をして。


       
 カワセミの話 おわり さようなら。


2000年3月21日
峯岸 信之

 追伸:カワセミを中心とした写真文集みたいなものを出したいと思っておりました。夢かもしれませんが、出来たら一言書いていただきたくお願いいたします。