2000年12月の手紙

山根 基世 様

 はじめまして。いつもうちの父、栃木のカワセミこと峯岸信之がお世話になっております。私は峯岸信之の息子、カワセミJr.の峯岸信太郎と申します。
 父の為にコーナーまで設けていただいて、本当にありがとうございます。父に代わってお礼申し上げます。

 私は介護福祉士という仕事をしています。介護の必要なお年寄りのお宅を巡回し、1件20分ほどの介護をして廻る仕事です。いわゆるホーム・ヘルパーですね。

 ある土曜の昼下がり、よく訪問している70代の女性Aさんのお宅に介護に入った際、Aさんがラジオをつけていました。その時流れていたのが山根さんの『土曜ホットタイム』でした。Aさんは毎週『土曜ホットタイム』を聴いてらっしゃるとのことでしたので、私はなにげに「栃木のカワセミさん」て知ってますか?とAさんに聞いてみました。

 「ええ、知ってるわよ〜。あの方ってどんな方なの?」とAさんが尋ねるので、私は思わず、「あれうちのオヤジです。」と言ってしまいました。Aさんは(寝たきりなのに)飛び上がるほどびっくりしておられました。
 「ああ、うちのオヤジも結構有名になったもんだなあ〜」と妙に感心しちゃいました。そして、Aさんがカワセミを見たことがないと言っていたのを父に話すと、父は早速カワセミの写真を(魚をくわえて飛び上がっているシーン)送ってくれました。その写真をAさんに差し上げるとAさんはとても喜んで下さいました。
 父と山根さんと私とAさんの間に一本のホットラインが繋がったような気がして、なんだか私もとても嬉しかったです。

 介護の実情は、報道されているものより何倍も深刻です。あまりのシビアな実情にこちらも暗い気持になることも少なくありません。父が難病を抱えている私はなお更です。

 しかしそんなシビアな境遇の人たちの心に少しでもホッとした風を運んでくださる山根さんのお仕事は素晴らしいなあと思います。私も「あんたが来るとホッとする」と言われるようなヘルパーになれるようがんばっていきたいと思います。

 それでは山根さんこれからもがんばって下さい。父のこともよろしくお願い致します。できればずーーーーーっとコーナーを続けさせてやって下さい。ユニークで面白い父ですので突っつけば色々と面白いものが出てきますよ(笑)。

2000年12月
峯岸 信太郎